2013年10月21日

ボールペンという筆記具・その7/ボールペンいろいろ

というわけで今までボールペンのいろいろをいろんな角度でまとめてきました。

では実際どのボールペンがどんなインクを使っているのかが分かればこれからのボールペン・ライフをさらに楽しめるんじゃないかとあまたたくさんあるボールペンのうち今中野紙店においてあるボールペンから比較的よく使われてるボールペンを選んでまとめてみました。



染料・油性.gif
安かったから買ったとか街で配ってたとかで手元にある名前の分からないボールペンはかなりの確率で染料系油性インクだと思います。染料系なのでちょっと裏写りや色褪せの心配はありますが、本当にお手軽なボールペンです。

☆ゼブラ/タプリクリップ 0.7mm 税込定価\105
tapli-clip.jpg
通常物よりリフィルにインクがたっぷり入ったタプリ・クリップ。手帳やポケットに挟む部分がクリップになってるのでタプリ・クリップ。ほんとそのまんまな名前です。挟む部分が洗濯バサミのようなクリップなのでクリップ部に強い力がかかった時に折れることが少ないです。いろいろあたふたするときが多い手帳やメモ帳に挟んで使う時、非常に好都合。

☆三菱uni/ベリー楽ノック 0.7mm 税込定価\105
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油性の中では粘度の低いインクでvery楽、インクの黒がveryきれい、veryにぎりやすいフォルムとメーカーがvery、veryとveryおすすめするボールペンです。これもまんまな名前です。どうもこの手のボールペンはそのまんまな名前がおおいです。でも僕の使用感では確かに書きやすいですよ。

☆三菱uni/SA-R 0.7mm 税込定価\73
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This is the ボールペン!と誰もがボールペンと言えば思い浮かべるこのフォルム。机の中や引き出しに必ず1本は入っているんじゃないでしょうか?ただキャップ式なのが使いやすさとしての意見が分かれるところ。キャップを失ってどうしよう…、という方も多いのでは?(キャップがなくなってしまっても下向きに立てておいてもらえれば大丈夫です) 昔変わらぬ姿に裏付けされた安心感、値段も安い!

☆三菱uni/パワータンク 0.7mm 税込定価\210
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インキカートリッジに3000hPs、約3気圧の圧力をかけてインクを装填したボールペン。カートリッジ内部に圧力がかかっているので上向きに書いても空気が入らない!ボールペンの大敵、上向き筆記ができます。参考までにまあ8月8日のブログ「ボールペンは上向きでは使えない」もご覧ください。壁の予定表にいろいろ書き込まんといかんのだ、という方に大変おすすめ。



染料・水性.gif
水性インクならではのサラサラ感が気持ちいいボールペンです。ただ残念ながらインクの耐水性や耐光性などがあるため最近ではあまり見かけなくなってきている種類であることは否めません。でも書きやすさから、やっぱり水性インクじゃないとと根強い人気があります。

☆パイロット/Vコーン 0.5mm 税込定価\105
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インクがペン中に直接装填されてる直液式の水性ボールペン。直液式なので安定したインクフロー、インク残量が一目でわかる、最後まで使い切ることができるなどの利点があります。
★直液式についての詳しくはコチラをご覧ください → マーキングペンのしくみについて(日本筆記具工業会のサイト)

☆ぺんてる/ボールぺんてる 0.6mm 税込定価\105
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グリーンボディーが特徴のボールぺんてるは直液式のVコーンとは別方式のペン中にインクをしみこませた「中綿式」と呼ばれる方式のボールペンです。毛細管現象でインクを出す中綿式の利点は上向き筆記ができるところにあります。またボールぺんてるのもう一つの特徴であるペン先のボールを保持する部分が樹脂製なので紙当たりがやわらかでサラサラな水性インクと相まってなめらかな書き味を感じられます。発売以来40年以上愛されている水性ボールペンの代表格です。



染料・ゲル.gif
油性と水性のイイトコドリなゲルインクボールペン。微粒子の状態の顔料と溶液に完全溶解している染料系で極細ペン先の微妙な詰まりなどで起るインクフローに優れた安定性が保たれるです。が、滲み、色褪せにはちょっと弱い染料系です。色の種類が非常に多いのも染料系です。

☆ぺんてる/エナージェル 0.7mm 税込定価\210
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滲みや色褪せに弱い染料という弱点を考えても結構すらすら書きやすいボールペン。書きやすさの引き換えにこのインクの弱点をよしとするかやっぱりなぁと思うかは意見が分かれるところじゃないでしょうか。書きやすさに関しては地味な人気があります。このボールペンのボディーの作り、カチッとししっかりしたノック感は僕は結構好きです。

☆パイロット/HI-TEC-05 0.5mm 税込定価\210
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極細ボールペンの代表格、色の種類も多いハイテックC。ただ、針のような細い尖ったペン先はボールの保持も他のボールペンとちょっと違います。その形が災いするのかインクが出なくなるなったりかすれたり…(ペン先を顧みない筆圧の高い僕自身の個人的な感想ですが)。0.25mmもある極細さとともに最大25色もある色展開はナイスです。昔はよく使った個人的な思い入れもあるしなんやかんや言っても好きなボールペンなんですよ。



染料・低粘度.gif
油性ボールペンに革命を起こしたといっても過言ではない油性低粘度インク。ストレスフリーな書きやすさがありますが、完全なる油性インクではないので滲みなどの弱点もありますがそれさえ気にならなければ使うシーンを問わない使い勝手のいいボールペンだと思います。

☆三菱uni/ジェットストリーム 0.7mm 税込定価\157
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油性低粘度インクを世界で初めて搭載したボールペンです。多少の滲みなどが見受けられますが紙との間の書き抵抗は硬すぎず柔らかすぎず、いろんな意味でバランスのとれたボールペンだと思います。



顔料・水性ゲル.gif
滲みと色褪せをさせたくなくて書きやすさを求めるなら顔料系ゲルインキボールペンを選んでもらうといいかと。ゲルインクボールペンの大半は顔料系です。

☆サクラ/ボールサイン80エコフィール 0.5mm 税込定価\84
ballsign.jpg
「ゲルインキ」を世界で初めて開発したサクラが1984年に発売した世界初のゲルインク・ボールペンがこのボールサインです。

☆三菱uni/ユニボール・シグノ 0.5mm 税込定価\157
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写真は0.5mmですが顔料系ゲルインキで最細の0.28mmを有するシグノシリーズ。細さも0.28mm、0.38mm、0.5mm、0.7mm、0.8mm、1.0mmと豊富です。「太字・宛名用」と銘打ってる1.0mmは耐水性、耐光性に優れる顔料系ならではです。

☆ゼブラ/サラサ 0.5mm 税込定価\105
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こちらも写真は代表して0.5mmですが、細さは0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、1.0mmがあります。ゼブラ独自のクリップが洗濯バサミのように可動式で挟めるタイプがあります(サラサ・クリップ)。タプリクリップ同様手帳などに挟んで持ち歩くには非常に便利です。

☆ぺんてる/ハイブリッド・テクニカ 0.7mm 税込定価\105
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細さの展開が0.35mm、0.5mm、0.7mmと少ないですがまあ正直これだけあれば十分かも…。このボールペンの特徴はニードルチップと呼ばれるペン先タイプ。こんなんです。左はシグノ、ボールペン先と言えばという形。右がニードルチップ。円錐形ではなくその名の通り針のよう。
DSC00801.JPG



染顔料・油性.gif
サラサラな筆記感を作るためぺんてるが開発した油性インク。染料と顔料をブレンドし顔料が持つ耐水・耐光力と、染料が持つ紙への浸透力が発色に大きな力を発揮。

☆ぺんてる/ビクーニャ 0.5mm 税込定価\157
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世界一のなめらかさをキャッチフレーズに売り出されたぺんてるの低粘度系ボールペン。筆圧高めの僕のすごく個人的な意見ですが、ちょっとサラサラ軽すぎるかな、とは思いますがそれほど軽く文字が書けます。筆圧低めの方には非常に使っていただきやすいのでは?ボディーカラーやボディーデザインにこだわってる辺りが単調なデザインが多いボールペンの中では異彩を放っててグッドです。



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とまあそれぞれのインク別にボールペンを分けてみるとこんな感じです。これを踏まえてもう一度シーン別ボールペンの得意分野を再掲載。
●筆圧が弱い、長時間の筆記→水性ボールペン、ゲルインクボールペン
●ペン画、イラストなど→ゲルインクボールペン、水性ボールペン
●事務用、手帳用→油性ボールペン、ゲルインクボールペン
●封書の宛先、書いた文字の保存→顔料系のボールペン
●筆圧が高い、事務用、伝票書き→油性ボールペン


たかがボールペン、されどボールペン。ぜひ意識していろんなシーンでいろんなボールペンを使い分けてみてください。ここでの写真は一部を除いて黒ボディーの黒インクタイプを掲載しました。最近はボディー色やデザインに凝ったタイプも出てきてます。

ちなみにこの記事をまとめながら僕自身、染料系の水性ボールペンにちょっと興味が出てきてます(^^)


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2013年10月12日

ボールペンという筆記具・その6/低粘度油性というボールペンA

さて、低粘度油性ボールペンとはどういうボールペンなのでしょうか。ジェットストリームの開発に携わった方によると目指すところは 『水性ボールペンのように軽く書ける油性ボールペン』 だったそうです。

開発当時(平成11年末)、油性ボールペンは 『書くときに強い筆圧が必要』『公文書用の需要がメーンで花形とはいえなかった』 といいます。ボールペンの人気は 『軽い書き味と鮮やかな色合いで女性を中心に消費者のハートをつかんでいたのは水性ゲル』 だったそうです。平成11年というと僕自身もゲルインキボールペンを多用していたころですわ。

でも、『その水性も書いているとインクが出てこない時があり、これが利用者にストレスを感じさせていた』 といいます。なんかどっかで聞いたような話。案外みなさん同じようなことを考えていたんですね(^^;

『』内ボールド体の文はOpi-net/オピ研バックナンバー/vol.89:三菱鉛筆(1)より引用しました。

というわけで三菱鉛筆は油性インクの染料や溶剤をすべて一から見直し粘度の低いインクを新たに開発しカートリッジやペン先をも見直し全く新しいボールペンを作りました。それがジェットストリームでした。

油性インクともちょっと違う低粘度油性のインクは分類上油性でも水性でもゲルでもない全く新しいインクだと言えます。


閑話休題。

僕は普段ジェットストリームがおまけでついている「ほぼ日手帳」を使ってます。

ほぼ日手帳につかわれている紙は腰があってある程度いい紙のようなのですが手帳なので紙が薄い。ちょうど今はなき勤労者百貨店の広告の紙のよう。そのほぼ日手帳を使い続けるうちにジェットストリームのインクが普通の油性とちょっと違うなと感じ始めてきました。もちろんサラサラ書けて使いよいんですが、うむっ?と思う点がでてきました。

手帳に書いた文字が裏うつりするんです。これが書いた直後ではなく数週間かけてじわじわと。うーん、裏うつりというよりは滲み出てきたという様相。そして裏うつりするのは赤インクのみ。
ink2.jpg

どうしてこんなことが起るのかといろいろ調べているうちにどうも低粘度油性ボールペンは湿気に弱いものがあるみたい。湿気を吸ってじわじわと「溶け」て裏まで「染み出してくる」というのがどうも正解の様です。

というわけで、いつもの実験で確かめてみましょう。

低粘度油性ボールペンから三菱鉛筆のジェットストリーム(上)と「世界一なめらか」な ぺんてる ビクーニャ(下)。それとエマルジョンインクという新開発インク搭載のゼブラ・スラリ(真ん中)の3本を比較してみます。
DSC00701.jpg

ゼブラ・スラリは正確には低粘度油性インクではないです。油性と水性を混ぜた新開発エマルジョン溶液のインクを使っているボールペンです。正確性を期すなら比較対象じゃないけど、低粘度油性ボールペン分野にゼブラが打ち出したボールペンだし、エマルジョンインクという僕の個人的な興味のためこの際、登場してもらいます。ドレッシングがよく引き合いに出されますが、水と油を撹拌し白濁させた乳濁液を一般的にエマルジョンといいます。

まあそんなことよりとっとと水につけちゃいました。

点線より右を水につけてそのまま乾かしました。ちなみに罫線や点線、「水つけ後」などの文字は油性ボールペン、三菱鉛筆ベリー楽ノックを使いました。油性インクなので耐水はあります。そして紙は普通のコピー用紙を使っています。
img051-1.jpg

さてさて。どことなくやっぱりジェットストリームの赤に若干の滲みが確認されますね。

では裏面はどうかというと…
img052-1.jpg

テキメンです。色が裏面まで染み出してきてます。これはもちろんインクの裏うつりではないです。というのも裏面の画像で点線右側は水つけていません。裏うつりなら水につけなくても裏面に現れます。ということでこれは水につけたことによる変化です。

ジェットストリームなんかは ほぼ日手帳の使用で感じてた赤インクの裏への滲み出しがきれいに出ています。黒インクなんか黄色素成分が滲みだしてきてほんのり黄色じみて見えます。

同じくビクーニャもやっぱり裏への滲み出しが認められます。こちらはジェットストリームほどテキメンではないけど黒、赤、青にたいしてまんべんなく滲み出してきてる感じがします。

エマルジョンインクのスラリはちょっと成績がいいみたい。でもやっぱり赤は少し染み出してる。この辺りは赤という色素の持つ固有現象なのでしょうか。つまり比較的耐水性の弱い色素が赤である、と。

画像の中で水つけ後のみをもう一度トリミング。まあよく見てください。上から三菱ジェットストリーム(低粘度油性インク)、スラリ(エマルジョン・インク)、ぺんてるビクーニャ(低粘度油性インク)です。
img052.jpg

見た通り、思った以上に湿気(水)に弱いんです、いわゆる低粘度油性ボールペン。

さて。ここからはまったく僕の個人的な使用感想です。

僕自身はやっぱりジェットストリームが好きです。まずビクーニャに関して言うとちょっとサラサラしすぎる。軽すぎるというか…。筆記するときある程度の抵抗はほしいです。軽すぎると紙との接触感が感じられず文字を書いているという感覚が希薄になって…。

クラウンとインプレッサ、同じ4ドアだけどどっちが運転してて面白い?という質問と似てるかな?いやだいぶ違うかな?(^^;

とにかくサラサラ感は欲しいけどある程度の抵抗がなければダメなんだ、となんだかすんげーわがまま言ってるような気がするけど、そんなもんです(笑)

あとジェットストリームが好きな理由が青の発色がいいんです。といってもここまで来るとほとんど言いがかりのような気もしますし、あまりに主観的ですし、上の筆記サンプル画像でも青の色の違いなんかほとんど分からんし。そんなことをここで書いてもどうだろ?と思うわけですが、スラリの青は少し黄色い気がするしビクーニャの青はちょっと濃い。

まあ何はともあれジェットストリームが好きです、とどうやら言いたいだけのようです。はじめてジェットストリームを手にしたときの驚きがいまだに頭に残ってる、と三つ子の魂百までもみたいな感じですね。文具屋のレビューの最終決定打が三つ子の魂というのもどうなんでしょう?


というわけで次回はいろんなボールペンをインク別に並べてみようかな。

posted by なかのかみてん at 10:03| Comment(0) | いろいろ雑記> ボールペンのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月07日

ボールペンという筆記具・その5/低粘度油性というボールペン

さてさて。ちょっと僕の場合のお話。前回の続きのような話になりますが。

ゲルインクを多用してたころ、前回のゼブラ・サラサに加えてパイロットのハイテックCやハイテック・コレトなんかも細い字が書けるからよく使ってました。

写真はサラサとハイテックC。使ってる方も多いのでは?
DSC00753.JPG


さてさて。僕は昔、習字教室のおばあちゃん先生に「あんたはほんとに個性的な字を書くなぁ」とため息交じりに褒めてもらったくらいの悪筆です。…忘れもしません、小学校2年の時です。なのでいつもは0.5mmというまぁ細めのボールペンを使っています。太いと余計字が汚くなる気がするくせにチマチマした文字書くし。しかも元来の高筆圧。結構いい悪条件がそろってます。

悪筆はともかく筆圧が高い人が細い芯を使うと当然紙との接触面の圧力が高くなります。加えてゲルインキのサラサラインクの接触面の水っぽさはまるで濡れた指で穴をあける障子のような感覚。…紙に穴をあけそうになるという伝票控え紙の話です。

しかも細いボールペンはすぐ書けなくなる!とまあ一方的な僕の印象ですが、多分筆圧が高いゆえの接触面圧力で比較的繊細なペン先のボールの回転に影響を与えるんでしょうか、インクの出がすぐ悪くなる。すぐ使えなくなる。

本来細いペン先のボールペンは内蔵されてるボールを慮って、もう少し筆圧を低くして柔らかく書くべきなんでしょうけど、筆圧がねぇ…。

そんなこんなでボールペンは使っている途中でインクがかすれたりインクが出なくなったり最後まできれいに使えないんじゃないかと思うほど。ゲルインキも書き味はサラサラしてて気持ちいいんですけどインクの出は使用すればするほどかすれてきたりする。そして少しずつボールペン・フラストレーションがたまる、と。


さて、その頃手にした三菱鉛筆のジェットストリームというボールペン。手にしたきっかけは中野紙店の娘である嫁さん(あー、当時は彼女ですわ)にある日文具屋さんおすすめの書きやすい何かいいボールペンはないか?と聞いたわけです。その時いいのがあるよと教えてくれたのがジェットストリーム。彼女曰く「これはみんな書きやすいと驚いた」と試供品を1本くれました。文具屋さんみんなが書きやすいと驚いた、というなら期待が持てます。期待を持っちゃいました。

そして使ってみて正直驚きました。ほんとうに滑らか。筆記が軽く感じてサラサラとインクも滑らかに出てくるし何より筆記感が軽い。しかもジェットストリームは油性ボールペン。薄い紙書いた時の濡れた指で穴をあける障子のような感覚もなし。カリカリした筆記感がない。このボールペンを手にして今まで感じていたフラストレーションが一気に払拭された思いがしました。ジェットストリームが発売されて間もなかった2007年あたりのお話です。

伝票書きもノープロブレム。今メインで使っているのがジェットストリームの0.5mmですが細いにもかかわらずノープロブレム。筆圧高いにもかかわらずノープロブレム。悪筆だけどノープロブレム(^^)

というわけでジェットストリーム、僕の初回使用インプレッションは「なんじゃこの書きやすいのは!!」

ジェットストリームいろいろ。単色に加えて3色などいろいろあります。定価は150円と100円ボールペンと比べるとほんの少し割高ですがこのサラサラ感はクセになりますよ。
DSC00754.JPG



さてさて。このジェットストリームというボールペンに使われているインクが「低粘度油性顔料インク」。三菱鉛筆が新たに開発したインク粘度の低い油性ボールペンなのです。もちろんペン先にも工夫がされていますが低粘度油性ボールペンンという新たなジャンルを開発したエポックメイクなボールペンです。

というわけで今回は低粘度油性ボールペンの話というより僕の個人的な話しかしてませんね。

では次回こそ低粘度油性ボールペンについて(^^)
posted by なかのかみてん at 19:00| Comment(0) | いろいろ雑記> ボールペンのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月02日

ボールペンという筆記具・その4/どのインクのボールペンを選びますか?

というわけでボールペンには@油性ボールペン、A水性ボールペン、Bゲルインクボールペンとあります。3種類あるというからにはやっぱりそれぞれ得手不得手があります。そこでちょっとここらでそれぞれの得意なポイントをまとめてみましょう。

●筆圧が弱い、長時間の筆記→水性ボールペン、ゲルインクボールペン
軽い筆記感やなめらかな書き味を…

●ペン画、イラストなど→ゲルインクボールペン、水性ボールペン
鮮やかな発色、色の種類が豊富です

●事務用、手帳用→油性ボールペン、ゲルインクボールペン
滲まず裏移りしにくいですね

●封書の宛先、書いた文字の保存→顔料系のボールペン
乾けば滲みも色褪せもしにくいです

●筆圧が高い、事務用、伝票書き→油性ボールペン
しっかりした筆圧、筆記距離が長い(たくさん書ける)


おっと、封筒の宛名などの顔料系のボールペンって…、と思われると思いますが、これはまた後ほど。ともうちょっと引っ張ります。

これら以外にも水性/ゲルインキはサラサラなので極細があるというのも特徴です。カラフルゲルインク細字ボールペンの代表格、パイロット・ハイテックCなんか0.25mmというのがあります(パイロット・ハイテックC025)。同じことをドロッとしたインクが特徴の油性ボールペンでやると、間違いなくすぐ詰まりますよ。
DSC00752.jpg

筆記線はこれくらい細いです。ちなみに黒い直線はその辺に落ちてた髪の毛です(^^)
DSC00751.jpg

あっそうそう。ハイテックC025の定価は 税込210円 ですのでよろしく。

なんとなく、事務用は油性ボールペン、趣味、デザイン用は水性ボールペンというニュアンスが強い2つのボールペン。なんかWindows VS Mac みたいな…。いやはや。


ところで。

10年くらい前、僕自身がこれはいい!と思ってよく使っていたのがゼブラのサラサというゲルインクボールペンでした。筆記感が軽いくてサラサラ書けるし、すぐ乾くし、水に強いしって気に入ってよく使っていました。しかし複写式の伝票を書く仕事ができてからはあまり使わなくなってしまって…。

というのも僕は基本的に筆圧が高いんです。学生の頃使ってたシャープペンシルの芯はBか2B。HBだと紙に穴をあけてしまいます。そしてゲルインクボールペンも筆記部は水性インク、つまり水みたいにサラサラになってインクが出てきます。それで複写式の伝票とくれば…。

すげー書きにくいんです。複写式の伝票は一番上になる控えの紙は基本的に薄いですよね。薄い紙に高い筆圧でサラサラの水のようなインクで書けば、破れます。穴あきます。…いや実際穴をあけたことはないですが、あけそうなんです。それがうっとおしくて。

まさに「筆圧が高い、事務用、伝票書き→油性ボールペン」なんです、僕の場合。


さてさて次回は僕の今のお気に入り、「低粘度油性ボールペン」というやつについて少々。
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2013年10月01日

ボールペンという筆記具・その3/ゲルインクの巻

では第三のインク、ゲルインキについてのご説明を少し。メーカーによってはジェルインキと言ったりします。

ゲル (ドイツ語 Gel、ジェル/英語 gel)は高粘度非流動物質です。まぁ要するにプルンプルンしたものをゲルというんです。例えば身の回り品としては寒天、こんにゃく、ゼラチン/ゼリーなどがゲル状物質の代表格です。ゼラチン(gelatin)は書いて字のごとく、ですね。

さて、そのゲル状物質の中には「普段はゲル状だけど力を加えれば液状になる」というチキソトロピーという性質を持った物があります。そんな性質を持つゲルをインクの溶剤に使えばインクタンクの中にあるときにはゲル状、ボールがぐるぐる回る筆記面で力が加わりサラサラになり紙の上では再びゲル状に戻り筆記できます。

そんなアイデアでできたのがゲルインキボールペンです。

油性ボールペンは溶剤に有機溶剤を使うのでドロッとして書き味も少し重いですし、水性ボールペンは逆に水が溶剤なのでとてもさらさらしています。油性は乾きが早いけど水性はちょっと時間がかかったり。乾きが早い油性ボールペンは裏移りしにくいけど時間がかる水性ボールペンは裏移りしやすかったり…、などなど油性インキと水性インキはそれぞれ得意・不得意があります。

ゲルインキボールペンは油性インキと水性インキのそれぞれの得意を兼ね備えたイイトコドリなボールペンです。

というわけで油性インキボールペン、水性インキボールペン、ゲルインキボールペンに登場してもらいます。
DSC00738.JPG

上から…
油性ボールペン代表、三菱ユニ・ベリー楽ノック 0.7mm
水性ボールペン代表、ぺんてる・ボールPentel 0.6mm
ゲルインキボールペン代表、ゼブラ・サラサクリップ 0.5mm

ちなみに定価は全部105円(税込)です(^^)

例のごとく試し書きをしたものを水に漬けました。毎度の耐水性実験です。-----印まで水につけて乾燥させています。

img049-1.jpg

裏から見ると…
img050-1.jpg

耐水性だけでなく裏移りも注目してもらいたいんですが、水性インキボールペンは筆記後、水に濡らさなくても若干の裏移りが認められます。ゲルインキは耐水性、裏移りの様子は油性インクとほぼ同じと言えるんじゃないでしょうか。

サラサラだけど水に溶けない、裏移りしない、早く乾く…、そういう油性インキ、水性インキのハイブリッドなボールペンがゲルインキボールペンなのです。

ちなみに大雑把ですがボールペンに使われているインクは油性ボールペンは油性染料インキ、水性ボールペンは水性染料インキ、ゲルインキボールペンは水性顔料インキとなります。


というわけで次回は油性インキボールペン、水性インキボールペン、ゲルインキボールペンそれぞれの特性についてのお話。
posted by なかのかみてん at 18:17| Comment(0) | いろいろ雑記> ボールペンのお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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